第1種衛生管理者試験 2026年10月公表 問37

肝臓の機能

問題文

学習する男性

※ イメージ図(©photoAC)

 このページは、試験協会が2026年10月に公表した第1種衛生管理者試験問題の解説を行っています。

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2026年10月公表問題 問37 難易度 肝臓の機能に関する基本的な知識問題。ほぼ過去問の知識で正答できる。
肝臓の機能 4

問37 肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。

(1)血液中の身体に有害な物質を分解する。

(2)ブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄える。

(3)ビリルビンを分解する。

(4)アミノ酸の分解で生じたアンモニアから尿素を合成する。

(5)コレステロールとリン脂質を合成する。

正答(3)

【解説】

肝臓には、代謝、解毒、胆汁生成の3つの機能があることを覚えておこう。肝臓が担う代謝は一言で言えば、栄養素の分解・合成である。解毒作用も代謝であるが、有害性の高い化学物質をより有害性の低い物質に分解する機能である。また、胆汁には胆汁酸、ビリルビン、コレステロールが含まれている。

(1)正しい。薬物、アルコール、毒素など血液中の身体に有害な物質を分解(代謝)して無害化するのは肝臓の重要な働きである。

(2)正しい。肝臓の重要な働きであるグリコーゲンの合成及び分解は、ブドウ糖(グルコース)を余剰時に貯蔵し、不足時に供給するために行われる。グリコーゲンの合成、分解は骨格筋でも行われるが、骨格筋の働きによってグルコースが血液中に供給されることはない。

(3)誤り。肝臓には、ビリルビンを分解する働きはない。

(4)正しい。尿素はアンモニアより毒性が低いため、タンパク質分解産物は尿素に合成されて尿中に排出される。哺乳類では、尿素の合成は肝臓で行われる。

(5)正しい。肝臓には、生体細胞膜の構成成分であるコレステロールやリン脂質を合成する働きがある。なお、リン脂質の脂肪酸がコレステロールに転移されてエステル型コレステロールが生成される。

2026年10月08日執筆