労働安全コンサルタント試験 2018年 産業安全一般 問09

ヒューマンエラーの分類




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合格

 このページは、2018年の労働安全衛生コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と解答例を示しています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

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2018年度(平成30年度) 問09 難易度 一応、知識問題だが、言葉の感覚から正答可能。常識問題であり、確実に正答すべき問題である。
ヒューマンエラーの分類

問9 次のイ~ニのヒューマンエラーについて、ヒューマンエラーの分類(オミッションエラー、コミッションエラー、選択エラー、時間エラー)との組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。

イ 実行すべき行為を行っているが、それが早すぎたり遅すぎたりすることによるエラー

ロ 実行すべき行為の一部又はすべてが欠落することによるエラー

ハ 行ってはいけない行為を行うことによるエラー

ニ 実行すべき行為は行ったが、それが不十分であることによるエラー

   オミッションエラー  コミッションエラー  選択エラー  時間エラー

(1)   イ          ロ         ハ      ニ

(2)   ロ          ハ         イ      ニ

(3)   ロ          ニ         ハ      イ

(4)   ハ          イ         ニ      ロ

(5)   ニ          ハ         ロ      イ

※ 画面の小さなデバイスでは選択肢が画面からはみ出します。スクロールして確認してください。

正答(3)

【解説】

これは、“言葉の感覚”から、ほとんどの受験生が正答に達することができたのではなかろうか。

オミッションエラーとは“やるべきことを(一部又は全部)やらない”エラーであり、コミッションエラーとは“やったけれど、正しくなかったか不十分だった”エラーである。

選択エラーは、行うべきでないことを行ってしまうことであり、時間エラーは行うべきことをやったが、行うべき時間が違っていたということである。なお、選択エラーと時間エラーは、コミッションエラーに含まれる。

従って正答は(3)となる。

2018年10月27日執筆 2020年02月09日修正