衛生管理者試験未公表問の解説(1種・2種共通)

安全衛生管理体制




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 このページでは、衛生管理者試験(第1種・第2種)に出題された問題で、過去の公表問になかったとして、当サイトの掲示板に情報を頂いた設問に対する解説を行っています。

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2022年03月03日執筆

当サイトの掲示板に情報があった「安全衛生管理体制」に関する問についての解説です。

  • 【問】運送業に属する常時雇用する労働者が250人で、深夜業を含む業務に200人、多量の低温物体を取り扱う業務に50人が従事している事業場がある。総括安全衛生管理者、産業医、衛生管理者の選任の要否について。(2022年02月:ようこ様より)

    • 【解説及び解答例】
      労働安全衛生管理体制については、「表で見る労働安全衛生管理体制」を参照して欲しい。
      総括安全衛生管理者については、本問の事業場は運送業に属する事業場であるから、常時雇用する労働者が100人以上の事業場で選任義務があるので、250人の本事業場には選任義務がある。なお、総括安全衛生管理者は、常に1名で兼任(専任とはならない)となる。
      産業医は、業種を問わず常時雇用する労働者が50人以上、1,000人未満の事業場では1名の選任義務があるので、250人の本事業場には1人の産業医の選任義務がある。なお、安衛則第13条第1項第3号に掲げる業務(ヌは深夜業を含む業務である。)に常時500人以上の労働者を従事させる事業場ではないので専属とする必要はない。
      衛生管理者は、業種を問わず常時雇用する労働者が200人を超え、500人以下の事業場で2名の選任義務があるので、250人の本事業場には2人の衛生管理者の選任義務がある。また、労基則第18条第2号に掲げる業務(多量の低温物体を取り扱う業務)に常時30人以上の労働者を従事させる事業場ではあるが、専属としたり衛生工学衛生管理者の中から選任する必要はない。
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