第2種衛生管理者試験 2026年10月公表 問12

職場の温熱条件

問題文

学習する男性

※ イメージ図(©photoAC)

 このページは、試験協会が2026年10月に公表した第2種衛生管理者試験問題の解説を行っています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。

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2026年10月公表問題 問12 難易度 過去公表問題では連続9回目の出題である。基本的な知識問題であり、確実に正答できる必要がある。
職場の温熱条件 3

問12 暑熱環境の程度を示すWBGTに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)WBGTには、基準値が定められており、WBGT値がWBGT基準値を超えている場合は、熱中症にかかるリスクが高まっていると判断される。

(2)日射がない場合のWBGT値は、自然湿球温度及び気温(乾球温度)の値から算出される。

(3)日射がある場合のWBGT値は、自然湿球温度、黒球温度及び気温(乾球温度)の値から算出される。

(4)WBGT基準値は、身体に対する負荷が大きな作業の方が、負荷が小さな作業より小さな値となる。

(5)WBGT基準値は、暑熱順化者に用いる値の方が、暑熱非順化者に用いる値より大きな値となる。

正答(2)

【解説】

本問は、厚生労働省「職場における熱中症防止のためのガイドライン(令和8年3月18日基発0318第1号)」(以下、本問の解説において「ガイドライン」と略す。)等からの出題であると思われる。

(1)正しい。ガイドラインの第2の3の(1)熱中症リスクの評価に「着衣補正値を加えたWBGT値が、表1-1に掲げるWBGT基準値を超えている又は超えるおそれのある場合には、冷房等により当該作業場所のWBGT値の低減を図ること、身体作業強度(代謝率レベル)の低い作業に変更すること、WBGT 基準値より低いWBGT 値である作業場所での作業に変更すること等の熱中症予防対策を、作業の状況等に応じて実施するよう努めること」とされている。

(2)誤り。日射がない場合のWBGT値は、自然湿球温度及び黒球温度の値から算出される。気温(乾球温度)は用いられない。

日射がない場合:WBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度

(3)正しい。日射がある場合のWBGT値は、自然湿球温度、黒球温度及び気温(乾球温度)の値から算出される。

日射がある場合:WBGT=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

(4)正しい。ガイドラインの表1-1において、身体に対する負荷が大きな作業の方が、負荷が小さな作業より小さな値となっている。

(5)正しい。ガイドラインの表1-1において、WBGT基準値は、暑熱順化者に用いる値の方が、暑熱非順化者に用いる値より大きな値となっている。

2026年10月11日執筆