第2種衛生管理者試験 2026年4月公表 問16

骨折及びその救急処置

問題文

学習する男性

※ イメージ図(©photoAC)

 このページは、試験協会が2026年4月に公表した第2種衛生管理者試験問題の解説を行っています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。

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2026年4月公表問題 問16 難易度 骨折は2025年10月から連続しての出題。骨折に関してはやや古い過去問が再出題されることがある。
骨折と救急処置

問16 骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)単純骨折とは、骨にひびが入った状態をいう。

(2)不完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢あつれき音や変形などが認められる。

(3)骨折が疑われる部位は、よく動かしてその程度を判断する必要がある。

(4)骨折に対する処置として、副子を手や足に当てるときは、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ、幅の広いものを用いる。

(5)脊髄損傷が疑われる場合は、硬い板の上に乗せて搬送してはならない。

正答(4)

【解説】

(4)誤り。単純骨折(閉鎖骨折)とは、皮膚が破れておらず骨が皮膚から飛び出していない骨折をいう。骨にひびの入った状態の場合もあるが、骨が連続性を失っている場合もある。

なお、骨にひびの入った状態を「不全骨折(又は不完全骨折)」、骨が連続性を失った状態を「完全骨折」と呼ぶ場合がある。

(2)誤り。、骨折端どうしが擦れ合う軋轢あつれき音や変形などが認められるのは、骨折により骨が離断している完全骨折の場合である。不完全骨折では、このような現象は認められない。

(3)誤り。骨折が疑われる部位は、動かしてはならない。骨折部を副子で固定するときも、原則、傷病者の示している姿勢のまま固定し、たとえ変形していても矯正しない。

(4)正しい。骨折に対する処置として、副子を手や足に当てるときは、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ、幅の広いものを用いる。

(5)誤り。脊髄損傷が疑われる場合は、動かさないことを原則とする。どうしても搬送する必要があるときは、硬い板の上に乗せて搬送する。

2026年07月25日執筆