第1種衛生管理者試験 2018年10月公表 問19

局所排気装置のフードの効果




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合格

 このページは、試験協会が2018年10月に公表した衛生管理者試験問題の解説を行っています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

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2018年10月公表問題 問19 難易度 局所排気装置に関するごく基礎的な問題である。確実に正答しなければならない問題だろう。
工学的対策

問19 局所排気装置のフードの型式について、一般に、排気効果が大きいとされる順に並べたものは、次のうちどれか。

(1)囲い式カバー型>囲い式建築ブース型>外付け式ルーバ型

(2)囲い式建築ブース型>囲い式グローブボックス型>外付け式ルーバ型

(3)囲い式ドラフトチェンバ型>外付け式ルーバ型>囲い式カバー型

(4)外付け式ルーバ型>囲い式ドラフトチェンバ型>囲い式カバー型

(5)外付け式ルーバ型>囲い式建築ブース型>囲い式グローブボックス型

正答(1)

【解説】

局所排気装置のフードの形状については厚労省の「対策シート 換気」が参考になる。それらの効果については、囲い式フードは外付け式フードより効率は良く、囲い式フードの中では一般論としては開口部が狭いほど効率は良い。

なお、本問には表れないがレシーバ式についても、どのようなものかは覚えておく必要がある。

(1)正しい。囲い式は外付け式よりも排気効果が大きく、囲い式の中では1面が開いている建築ブース型よりもカバー型の方が排気効果が大きい。

(2)誤り。(1)の解説参照

(3)誤り。囲い式は外付け式よりも排気効果が大きい。

(4)誤り。囲い式は外付け式よりも排気効果が大きい。

(5)誤り。囲い式は外付け式よりも排気効果が大きい。

2019年06月09日執筆