労働安全コンサルタント試験 2021年 産業安全一般 問16

電気抵抗の変化を利用しているセンサー




問題文
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試験を受ける女性

 このページは、2021年の労働安全衛生コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と解答例を示しています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等を削除した場合があります。

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2021年度(令和03年度) 問16 難易度 各種のセンサーの測定原理を問う問題。過去に類問がなくかなりの難問だったようだ。
各種センサーの原理

※ 難易度は本サイトが行ったアンケート結果の正答率に基づく。
5:50%未満 4:50%以上60%未満 3:60%以上70%未満 2:70%以上80%未満 1:80%以上

問16 次のイ~ホのセンサーについて、測定原理として電気抵抗の変化を利用しているもののみを全て挙げたものは(1)~(5)のうちどれか。

イ サーミスタ

ロ フォトダイオード

ハ 圧電センサー

ニ 金属ひずみゲージ

ホ コンデンサマイクロホン

(1)イ  ロ

(2)イ  ニ

(3)ロ  ハ  ホ

(4)ハ  ニ

(5)ハ  ニ  ホ

正答(2)

【解説】

問16試験結果

試験解答状況
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イ 電気抵抗の変化を利用している。サーミスタとは、温度によって電気抵抗が変化するセラミックス素子である。熱によって電気抵抗が変化することを利用した温度を測定するセンサである。

ロ 電気抵抗の変化を利用していない。フォトダイオードは、光によって生じる起電力を利用した半導体の光センサ素子であり、電気抵抗の変化は利用していない。

ハ 電気抵抗の変化を利用していない。圧電センサーは、水晶に特定の結晶軸方向に力を加えると電荷を発生することを利用した圧力センサである。電気抵抗の変化は利用していない。

ニ 電気抵抗の変化を利用している。金属ひずみゲージは、非測定物に張り付けた金属が、非測定物の形状の変化によって金属の形状も変形することによる電気抵抗の変化を利用した「ひずみセンサ」である。なお、2019年問15の(1)の解説を読み込んでいれば正しいと分かる肢である。

ホ 電気抵抗の変化を利用していない。コンデンサマイクロホンは、コンデンサの電極の位置が変化することによるキャパシタンス(電気容量)の変化を利用した音声のセンサである。電気抵抗を利用しているわけではない。

2021年11月19日執筆