衛生管理者試験未公表問の解説(1種)

リスクアセスメント




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合格

 このページでは、衛生管理者試験(第1種)に出題された問題で、過去の公表問になかったとして、当サイトの掲示板に情報を頂いた設問に対する解説を行っています。

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2022年03月04日執筆

当サイトの掲示板に情報があった「リスクアセスメント」に関する問についての解説です。

  • 【問】以下の作業環境改善の手法を検討する場合、優先順位をどうするべきか。(2022年02月:ようこ様より)
    イ 設備の密閉化
    ロ 保護具の使用
    ハ 局所排気装置の設置
    ニ 有害な生産工程の作業方法の改良

    • 【解説及び解答例】
      本問は、過去問「2017年10月公表問題 問12」と同じものだった可能性がある。詳細は過去問を参照して頂きたい。
      基本的に労働災害防止対策を検討するに当たっての優先順位は、①本質安全化(危険有害性そのものをなくしてしまうか、人との接触を完全に断つ)、②工学的対策(安全のための設備による対策=局所排気装置など)、③管理的対策(作業者に対して注意をさせる対策=作業標準の作成、立入禁止措置、安全衛生教育)、④個人用保護具の着用の順となる。
      本問に示された手法のうち、イとハは工学的対策であるが、イの方がより安全なので優先順位はイの方が高い。ニは状況にもよるが一般的には管理的対策である。
      従って、イ > ハ > ニ > ロの順序となる。
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