衛生管理者試験未公表問の解説(1種)

酸素欠乏症等の防止




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 このページでは、衛生管理者試験(第1種)に出題された問題で、過去の公表問になかったとして、当サイトの掲示板に情報を頂いた設問に対する解説を行っています。

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2022年03月08日執筆

当サイトの掲示板に情報があった「酸素欠乏症等の防止」に関する問についての解説です。

  • 【問】酸素欠乏危険場所において換気を行えない場合は、空気呼吸器、酸素呼吸器、送気マスク又は防毒マスクを使用させる必要がある。(2022年02月:2/8関東様より)

    • 【解説及び解答例】
      本問は、酸欠則第5条の2に関するものであるが、防毒マスクはフィルターによって有害な物質を労働者に吸入させないためのものであり、酸素欠乏の危険を防止することはできない。
      なお、過去に2020年10月公表問題の問7の(3)等に同種問題が出されているが、本問はややひねってある。

      【酸素欠乏症等防止規則】
      (換気)
      第5条 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を十八パーセント以上(第二種酸素欠乏危険作業に係る場所にあつては、空気中の酸素の濃度を十八パーセント以上、かつ、硫化水素の濃度を百万分の十以下)に保つように換気しなければならない。ただし、爆発、酸化等を防止するため換気することができない場合又は作業の性質上換気することが著しく困難な場合は、この限りでない。
       (略)
      (保護具の使用等)
      第5条の2 事業者は、前条第一項ただし書の場合においては、同時に就業する労働者の人数と同数以上の空気呼吸器等(空気呼吸器、酸素呼吸器又は送気マスクをいう。以下同じ。)を備え、労働者にこれを使用させなければならない。
       (略)
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