衛生管理者試験未公表問の解説(1種・2種共通)

高齢化による心身の機能の低下




トップ
合格

 このページでは、衛生管理者試験(第1種・第2種)に出題された問題で、過去の公表問になかったとして、当サイトの掲示板に情報を頂いた設問に対する解説を行っています。

 問題文をクリックすると解説と解答例が表示されます。もう一度クリックするか「閉じる」ボタンで閉じることができます。

 他の問題の解説をご覧になる場合は、グローバルナビの「安全衛生試験の支援」か「パンくずリスト」をご利用ください。過去問の解説は「衛生管理者試験 受験支援」から。

 掲示板に寄せられた設問の情報は、原則としてそのまま掲載しますが、意味を変えない範囲で修正を行っている場合があります。

 柳川及び掲示板へ情報を寄せられた方に著作権があることにご留意ください。

2022年03月03日執筆

当サイトの掲示板に情報があった「高齢化による心身の機能の低下」に関する問についての解説です。

  • 【問】加齢により、水晶体が~(変性とかそんな)して遠点が近くなり、近点が遠くなる(正誤は?)。(2022年02月:ようこ様より)

    • 【解説及び解答例】
      老眼とは、老化によって水晶体を調節する機能が低下し、調節できる範囲が少なくなる現象である。遠くがよく見える人は近くが見えにくくなり、近くが見える人は遠くが見えにくくなる。なお、遠視と老眼は異なる概念である。
      そして、「遠点」とは見ることのできる最大の距離(最も遠い点)であり、「近点」とは最小の距離(最も近い点)である。老眼では、遠点が近くなり、近点が遠くなるので、本肢は正しい。
      なお、加齢によって黄斑おうはん(網膜の中心にある最も解像力が高い部分)が異常をきたす加齢黄斑変性症という疾患がある。本肢は、この加齢黄斑変性症について問う設問だった可能性がある。
      閉じる