問7 ある屋内作業場の床面から4mをこえない部分の容積が 150m3 であり、かつ、このうちの設備の占める分の容積が 55m3 であるとき、法令上、常時就業させることのできる最大の労働者数は次のうちどれか。
(1)4人
(2)9人
(3)10人
(4)15人
(5)19人
このページは、試験協会が2021年4月に公表した第2種衛生管理者試験問題の解説を行っています。
解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。
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2021年04月公表問題 | 問07 | 難易度 | 屋内作業場に必要な気積は頻出事項である。正答できなければならない。 |
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作業場の気積 | 2 |
問7 ある屋内作業場の床面から4mをこえない部分の容積が 150m3 であり、かつ、このうちの設備の占める分の容積が 55m3 であるとき、法令上、常時就業させることのできる最大の労働者数は次のうちどれか。
(1)4人
(2)9人
(3)10人
(4)15人
(5)19人
正答(2)
【解説】
屋内作業場に必要な気積は、安衛則第600条により、設備の占める容積及び床面から4mをこえる高さにある空間を除き、労働者1人について、10m3 以上にしなければならないと定めている。
一方、本問の屋内作業場の気積は95m3 (150m3 - 55m3 = 95m3) であるから、常時就業させることのできる最大の労働者数は9人となる。
【労働安全衛生規則】
(気積)
第600条 事業者は、労働者を常時就業させる屋内作業場の気積を、設備の占める容積及び床面から四メートルをこえる高さにある空間を除き、労働者一人について、十立方メートル以上としなければならない。