第2種衛生管理者試験 2019年4月公表 問26

正常値に男女による差がないもの




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合格

 このページは、試験協会が2019年4月に公表した第2種衛生管理者試験問題の解説を行っています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

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2019年04月公表問題 問26 難易度 あまり出題されない傾向の内容だろうか。その意味では難問と言えるだろう。
男女の生理的な差

問26 次のうち、正常値に男女による差がないとされているものはどれか。

(1)赤血球数

(2)ヘモグロビン量

(3)血小板数

(4)基礎代謝量

(5)ヘマトクリット値

正答(3)

【解説】

健康診断の基準値(正常とされる値)は、腹囲などを別にすれば健診機関ごとに定めている。男女間で差があるのは、赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット(血液中に赤血球の占める容積割合)、クレアチニン、尿酸、γ-GTB、ALPなど。

(1)差がある。赤血球数は男性の方が多い。正常とする数値は健診機関によって異なるが、男性では1µL(㍃ ㍑)中420~570万個、女性では380~500万個程度が正常とされている。

(2)差がある。ヘモグロビン量も男性の方が多い。男性が1dL(㌥ ㍑)中13.5~18g程度、女性では11.5~16g程度が正常とされている。

(3)男女間で差がない。男女とも、正常値は15~45万/µL程度である。

(4)差がある。基礎代謝基準値(1日・体重1kg当たりの熱量をkcalで表す)は、性別・年齢によって異なる。高齢になるほど低下し、同じ年齢であれば男性の方が高い。

(5)差がある。ヘマトクリット値も男性の方が高い。男性が40~52%程度、女性が33~45%程度が正常値である。

2020年08月23日執筆