第2種衛生管理者試験 2018年10月公表 問24

蛋白質の消化




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合格

 このページは、試験協会が2018年10月に公表した第2種衛生管理者試験問題の解説を行っています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

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2018年10月公表問題 問24 難易度 消化酵素についての基本問題である。確実に正答できるようにしておこう。
消化器系

問24 次のAからDの消化酵素について、蛋白質の消化に関与しているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A リパーゼ

B ペプシン

C アミラーゼ

D トリプシン

(1)A,B

(2)A,C

(3)B,C

(4)B,D

(5)C,D

正答(4)

【解説】

蛋白質はアミノ酸が繋がったものであるが、摂取されたあと、そのままで利用されるわけではない。小腸へ送られるまでにアミノ酸まで分解(消化)されて、小腸で吸収され、血液によって肝臓まで送られて再び蛋白質に合成されて利用されるのである。

この消化の過程だが、まず胃で胃酸に含まれるペプシンよって蛋白質の立体構造が破壊(変性)されポリペプチドに分解される。次に、十二指腸で膵臓から出る重曹を含む膵液と混じって胃酸が中和される。中和されると、中性下で働く膵液中のトリプシン、キモトリプシン、ペプチダーゼ類などの蛋白質分解酵素によって回腸、空腸と進みながらペプチド、アミノ酸と分解されてゆく。

従って(4)が正答となる。

2020年08月29日執筆