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問41 代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
(2)代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
(3)メッツ(METs)は、身体活動の強度を示す指標で、座位安静時の酸素消費量に対する身体活動時の酸素消費量で表される。
(4)エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
(5)エネルギー代謝率は、生理的負担だけでなく、精神的及び感覚的な側面をも考慮した作業強度を表す指標として用いられる。
※ イメージ図(©photoAC)
このページは、試験協会が2026年10月に公表した第1種衛生管理者試験問題の解説を行っています。
解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。
他の問題の解説をご覧になる場合は、下表の左欄、グローバルナビの「安全衛生試験の支援」又は「パンくずリスト」をご利用ください。
柳川に著作権があることにご留意ください。
| 2026年10月公表問題 | 問41 | 難易度 | やや高度な内容であるが過去問とほぼ同じ内容。正答できなければならない。 |
|---|---|---|---|
| 代謝 | 2 |
問41 代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
(2)代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
(3)メッツ(METs)は、身体活動の強度を示す指標で、座位安静時の酸素消費量に対する身体活動時の酸素消費量で表される。
(4)エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
(5)エネルギー代謝率は、生理的負担だけでなく、精神的及び感覚的な側面をも考慮した作業強度を表す指標として用いられる。
正答(3)
【解説】
(1)誤り。生物が外部から取り入れた物質を変化させることを「代謝」というが、これは「異化」と「同化」の2つがある。「異化」とは複雑な物質を単純な物質に分解すること(エネルギが発生する)ことであり、「同化」とは単純な物質を複雑な物質に結合する(エネルギを用いて、我々の身体を構成する物質を造る)ことである。それさえ知っていれば本肢は誤りと分かる。
(2)誤り。(1)で説明したように、代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを同化という。
(3)正しい。メッツ(METs)は、身体活動の強度を示す指標で、厚生労働省の「身体活動・運動の単位」に詳細な説明がある。基本的な考え方は、座位安静時の酸素消費量に対する運動時の酸素消費量で表される。
(4)誤り。エネルギー代謝率は、さまざまな作業や運動などの身体活動強度を示す指標である。具体的には、身体活動に必要としたエネルギー量が基礎代謝量の何倍にあたるかによって表される。本肢の「一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比」は、「呼吸比(呼吸商)」である。
(5)誤り。エネルギー代謝率は、生理的負担を測定する指標であり、精神的及び感覚的な側面を考慮している指標ではない。





