【サイト内検索】
【外部リンク】
問43 免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。
(2)抗原となる物質には、蛋白質、糖質などがある。
(3)抗原に対する免疫が、逆に、人体の組織や細胞に傷害を与えてしまうことをアレルギーといい、主なアレルギー性疾患としては、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などがある。
(4)好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。
(5)免疫には、リンパ球が産生する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある。
※ イメージ図(©photoAC)
このページは、試験協会が2026年4月に公表した第1種衛生管理者試験問題の解説を行っています。
解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。
他の問題の解説をご覧になる場合は、下表の左欄、グローバルナビの「安全衛生試験の支援」又は「パンくずリスト」をご利用ください。
柳川に著作権があることにご留意ください。
| 2026年04月公表問題 | 問43 | 難易度 | 免疫等に関するやや高度な知識問題。しかし、過去問の学習で完全に正答できる。 |
|---|---|---|---|
| 免疫と抗原 | 3 |
問43 免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。
(2)抗原となる物質には、蛋白質、糖質などがある。
(3)抗原に対する免疫が、逆に、人体の組織や細胞に傷害を与えてしまうことをアレルギーといい、主なアレルギー性疾患としては、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などがある。
(4)好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。
(5)免疫には、リンパ球が産生する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある。
正答(5)
【解説】
(1)正しい。抗原(antigen)とは、ヒトの体内に入って免疫反応を起こす非自己的な物質のことである。
(2)正しい。様々な物質や微生物が抗原となり、抗原となる物質には、蛋白質、糖、毒素の他、様々な有機物や無機物も含まれる。なお、細菌やウイルスの表面に存在する蛋白質や糖質なども抗原となる。
(3)正しい。抗体とは、体内に入ってきた抗原に対して体液性免疫において作られる免疫グロブリンと呼ばれる蛋白質のことである。
(4)正しい。好中球は白血球の一種で、白血球全体の約 45 ~ 75 %を占め、強い貪食能力を持つ。病原微生物等を感知するとその方向に偽足(仮足)を伸ばして、病原微生物を貪食し、活性酸素を産生することでその除去を行う。
(5)誤り。白血球は、顆粒球(好中球、好酸球、好塩 基球)、単球、リンパ球(Tリンパ球、Bリンパ球、NK細胞など)に分類される。Bリンパ球は病原微生物等の侵入に対して抗体をつくる液性免疫の作用があり、Tリンパ球は自ら病原微生物等を攻撃する細胞性免疫の作用がある。
本肢は、Tリンパ球とBリンパ球の説明が逆になっている。





