労働安全コンサルタント試験 2022年 産業安全一般 問15

地盤の調査に用いる試験




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※ イメージ図(©photoAC)

 このページは、2022年の労働安全衛生コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と解答例を示しています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等を削除した場合があります。

 他の問題の解説をご覧になる場合は、「下表の左欄」、グローバルナビの「安全衛生試験の支援」又は「パンくずリスト」をご利用ください。

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2022年度(令和04年度) 問15 難易度 地盤の調査に用いる試験については過去に類問がないが、建設、土木の受験生が多いためか正答率は高い。
地盤の調査に用いる試験

※ 難易度は本サイトが行ったアンケート結果の正答率に基づく。
5:50%未満 4:50%以上60%未満 3:60%以上70%未満 2:70%以上80%未満 1:80%以上

問15 地盤の調査に用いる試験に関する次の文中の A  C に入る語句として、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

 A 貫入試験は、サンプラーを B 貫入することによって地盤の硬軟、締まり具合の判定、及び土層構成を把握するための試料の採取を目的とする。

 C は、サンプラーを(自重及び予備打ちによって貫入させた後)300mm打ち込むのに必要な打撃回数である。

(1) スクリューウエイト 動的 N値
(2) 標準 静的 Q値
(3) スクリューウエイト 静的 Q値
(4) 標準 動的 N値
(5) 標準 静的 N値

正答(4)

【解説】

問15試験結果

試験解答状況
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標準貫入試験とは、地盤のN値と試料を求めるための試験である。JIS A 1219:2013年によると、「標準貫入試験(SPT)は、SPTサンプラーを動的貫入することによって地盤の硬軟、締まり具合の判定、及び土層構成を把握するための試料の採取を目的とする」試験である。具多的には。N値は、SPTサンプラーを(自重及び予備打ちによって貫入させた後)300 mm打ち込むのに必要な打撃回数である」とされている。

従って本肢は次のようになる。

 標準 貫入試験は、サンプラーを 動的 貫入することによって地盤の硬軟、締まり具合の判定、及び土層構成を把握するための試料の採取を目的とする。

 N値 は、サンプラーを(自重及び予備打ちによって貫入させた後)300mm打ち込むのに必要な打撃回数である。

従って、正答は(4)となる。

2022年12月02日執筆