労働安全コンサルタント試験 2020年 産業安全一般 問26

労働衛生の基本的対策における実施事項




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合格

 このページは、2020年の労働安全コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と正答を示しています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

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2020年度(令和02年度) 問26 難易度 例年出題される労働衛生コンサルタント試験との共通問題。今年は、やや易しかったか。
労働衛生対策の実施事項

問26 下表は労働衛生の基本的対策のうち、5つの対策について、その実施事項例を示したものである。実施事項例A~N(G及びIは使われていない。)に関する(1)~(5)の組合せのうち、基本的対策に対応した実施事項例として適切なもののみの組合せはどれか。

基本的対策 実施事項例
作業環境管理 A:作業環境の測定
B:保護具の使用
作業管理 C:作業時間の適正化
D:保健指導
E:作業方法の改善
健康管理 F:健康診断の実施
H:健康診断結果に基づく事後措置
労働安全衛生マネジメントシステム J:安全衛生目標の設定
K:システム監査
リスクアセスメント L:安全衛生方針の表明
M:危険性または有害性の特定
N:リスクの見積り

(1)A  C  H  N

(2)A  D  K  M

(3)B  E  H  J

(4)B  E  J  N

(5)C  F  K  L

正答(1)

【解説】

今年の労働衛生コンサルタント試験との共通問題は、比較的易しいものだった。

なお、個々の労働衛生対策が、労働衛生の3管理(作業環境管理、作業管理、及び、健康管理)のいずれに該当するかについては、「労働衛生3管理の見分け方」を参照して頂きたい。

A:正しい。

B:誤り。保護具の使用は作業管理

C:正しい。

D:誤り。保健指導は、健康管理

E:正しい。

F:正しい。(生物学的モニタリングを除けばだが)

H:正しい。

J:正しい。

K:正しい。

L:誤り。労働安全衛生マネジメントシステムであろう。

M:正しい。

N:正しい。

2020年11月22日執筆