問24 労働災害の調査及び原因の分析などに用いる技法に関する次の文中の A ~ C に入る語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
① FTA(Fault tree analysis)は、所与の好ましくない事象を頂上事象として、 A に頂上事象が起こる全ての筋道を洗い出すための分析技法であり、その筋道は、論理的な樹形図で示す。
② FMEA(Failure modes and effects analysis)は、コンポーネント、システムなどを対象として、故障モード、故障のメカニズム、その B などを明らかにする分析技法である。
③ HAZOP(Hazard and operability)スタディーズは、HAZOP(Hazard and operability)スタディーズは、 C を用いる分析により、予想又は所定の性能からの考えられる逸脱を系統的に特定して、ハザードを洗い出して同定するための技法である。
A | B | C | |||
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(1) | 演繹的 | 影響 | ガイドワード | ||
(2) | 帰納的 | 影響 | プロンプトリスト | ||
(3) | 演繹的 | 原因 | ガイドワード | ||
(4) | 帰納的 | 原因 | ガイドワード | ||
(5) | 演繹的 | 原因 | プロンプトリスト |
このページは、2019年の労働安全コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と正答を示しています。
解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。
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2019年度(令和元年度) | 問24 | 難易度 | 災害調査技法に関する知識問題である。難易度は高かったと思う。 |
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労働災害の調査 | 4 |
問24 労働災害の調査及び原因の分析などに用いる技法に関する次の文中の A ~ C に入る語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
① FTA(Fault tree analysis)は、所与の好ましくない事象を頂上事象として、 A に頂上事象が起こる全ての筋道を洗い出すための分析技法であり、その筋道は、論理的な樹形図で示す。
② FMEA(Failure modes and effects analysis)は、コンポーネント、システムなどを対象として、故障モード、故障のメカニズム、その B などを明らかにする分析技法である。
③ HAZOP(Hazard and operability)スタディーズは、HAZOP(Hazard and operability)スタディーズは、 C を用いる分析により、予想又は所定の性能からの考えられる逸脱を系統的に特定して、ハザードを洗い出して同定するための技法である。
A B C
(1)演繹的 影響 ガイドワード
(2)帰納的 影響 プロンプトリスト
(3)演繹的 原因 ガイドワード
(4)帰納的 原因 ガイドワード
(5)演繹的 原因 プロンプトリスト
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正答(1)
【解説】
① まず、FTAは演繹的手法に分類される。なお、FMEAは帰納的手法に分類される。
② FMEAは、システム全体に与える影響を調べる手法である。原因を明らかにすることはできない。
③ HAZOPは、「設計意図からのずれ」を洗い出すために標準ガイドワードを用意している。
従って、(1)が正答となる。