労働安全コンサルタント試験 2018年 産業安全一般 問22

可燃性ガスのガス爆発防止対策




問題文
トップ
合格

 このページは、2018年の労働安全衛生コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と解答例を示しています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

 他の問題の解説をご覧になる場合は、グローバルナビの「安全衛生試験の支援」か「パンくずリスト」をご利用ください。

 柳川に著作権があることにご留意ください。

2018年度(平成30年度) 問22 難易度 可燃性ガスの爆発防止対策に関する初歩的な知識問題。確実に正答できなければならない。
可燃性ガスの爆発防止

問22 可燃性ガスが入っている反応槽などのガス爆発防止対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

(1)爆発に耐えるような耐圧設計を行う。

(2)圧力放散装置を設け、爆発したときの圧力を安全な場所に逃がす。

(3)不活性ガスを注入し、内部の酸素濃度を十分に低くする。

(4)火炎の光や圧力の上昇により爆発の発生を早期に検知して自動的に消火剤を噴出する装置を設置する。

(5)可燃性ガス濃度を爆発上限界を超えない濃度に保つ。

正答(5)

【解説】

本問は、解説するまでもないのではないかと思える問題である。ケアレスミス以外、全員正答できたのではなかろうか。

(1)適切である。爆発に耐えるような耐圧設計を行うことそれ自体が、ガス爆発防止対策の観点から不適切なはずがないだろう。

(2)適切である。安全弁や破裂板などの圧力放散装置を設置して、爆発したときに圧力を安全な場所に逃がすことにより、システム全体が致命的な爆発をおこさないようにしておくのは、爆発の恐れのある設備の設計の基本である。

(3)適切である。爆発防止対策のひとつは、爆発製のものの周囲から酸素をなくすことが挙げられる。不活性ガスを封入することが可能なのであれば、多くの場合、可燃性ガスの爆発防止対策として有効であることは言うまでもない。

(4)適切である。もちろん、消火剤がその可燃性ガスの火災に対して有効であることが前提ではあるが、自動消火装置を設けることは、一般には不適切とは言えないだろう。

(5)適切ではない。可燃性ガス濃度は、空気が入らないようにして爆発上限界を超えるようにするか、可能なら爆発下限界を超えないようにする。

2018年10月27日執筆 2020年02月11日修正