労働安全コンサルタント試験 2017年 産業安全一般 問08

ロールボックスパレットの取扱い




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合格

 このページは、2017年の労働安全衛生コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と解答例を示しています。

 解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。

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2017年度(平成29年度) 問08 難易度 ロールボックスパレット作業に関する基本的な知識問題。正答できなければならない。
ロールボックスパレット

問8 ロールボックスパレット(カゴ車)の取扱いに関する次のイ~ホの記述について、適切でないもののみの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

イ 足を荷物の落下などから防護するため、安全靴やプロティクティブスニーカーを着用して作業した。

ロ ロールボックスパレットの転倒を防止するため、荷を積むときに、重いものを下に積んだ。

ハ ロールボックスパレットが倒れそうになったときに、転倒する方向から支えた。

ニ ロールボックスパレットを押して移動した。

ホ 積荷が底面より若干大きくサイドバーを掛けられないので、サイドバーを掛けないで移動した。

(1)イ  ハ

(2)イ  ニ

(3)ロ  ニ

(4)ロ  ホ

(5)ハ  ホ

正答(5)

【解説】

以下のことからハとホが適切ではなく、(5)が正答となる。

イ 適切である。厚生労働省の「ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル」によれば、作業靴は安全靴かプロティクティブスニーカーを着用することとされている。製造業の工場の感覚では、プロティクティブスニーカーでよいとしているところはやや気になるが、商業や陸上貨物運送業のロールボックスパレット(カゴ車)の取扱いの作業であれば安全靴を使用しなくても問題はないであろう。従って正しいといってよい。

ロ 適切である。同マニュアルによれば、安全のため、重いものは下部に、軽いものは上部に積載することとされている。重心を下の方にすると安定性がよくなるからである。

ハ 適切ではない。荷が倒れそうになったときは逃げるべきで、作業者が支えるようなことは避けるべきだろうし、まして転倒する方向から支えるようなことをすれば危険である。前出のマニュアルにも「倒れる方向には絶対に入らないように」とされている。

ニ 適切である。前出のマニュアルには、ロールボックスパレットの異動の方法として「押し」「引き」「横押し」の3通りが記載されている。

なお、台車については押すものであって引くものではないので、引いて移動してはならない。このため、迷うかもしれないが、ニが分からなくても組合せ問題なので正答に達することはできる。

ホ 適切ではない。サイドバーを掛けずに移動するようなことはしてはいけない。

2018年10月27日執筆 2020年04月04日修正