問8 行動面から見たヒューマンエラーの分類に関する次 の記述のうち、適切でないものはどれか。
(1)実行すべき行為がすべて欠落したエラーは、オミッションエラーである。
(2)実行すべき行為を行ったが、それが不十分であったエラーは、コミッションエラーである。
(3)実行すべき行為を行ったが、それが過度であったエラーは、選択エラーである。
(4)実行すべき行為を行ったが、その手順や順番を誤ったエラーは、順序エラーである。
(5)実行すべき行為を行ったが、それが阜すぎたエラーは、時間エラーである。
このページは、2014年の労働安全衛生コンサルタント試験の「産業安全一般」問題の解説と解答例を示しています。
解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更するなどの修正を行い、フリガナ、傍点等は削除しました。
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2014年度(平成26年度) | 問08 | 難易度 | ヒューマンエラーの分類に関する基本的な知識問題。正答できなければならない問題である。 |
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ヒューマンエラーの分類 | 4 |
問8 行動面から見たヒューマンエラーの分類に関する次 の記述のうち、適切でないものはどれか。
(1)実行すべき行為がすべて欠落したエラーは、オミッションエラーである。
(2)実行すべき行為を行ったが、それが不十分であったエラーは、コミッションエラーである。
(3)実行すべき行為を行ったが、それが過度であったエラーは、選択エラーである。
(4)実行すべき行為を行ったが、その手順や順番を誤ったエラーは、順序エラーである。
(5)実行すべき行為を行ったが、それが阜すぎたエラーは、時間エラーである。
正答(3)
【解説】
(1)適切である。オミッションエラー(やり忘れ)とは“やるべきことを(一部又は全部)やらない”エラーである。
(2)適切である。コミッションエラー(やり間違い)とは“やったけれど、正しくなかったか不十分だった”エラーである。なお、不十分だった場合をインパーフェクションエラーとして区別する考え方もある。
(3)適切ではない。実行すべき行為を行ったが、それが過度であったエラーは、コミッションエラーのひとつだが、選択エラーとは呼ばないだろう。
(4)適切である。実行すべき行為を行ったが、その手順や順番を誤ったエラーは、コミッションエラーのひとつで順序エラーと呼ぶこともある。
(5)適切である。時間エラーは、コミッションエラーのひとつで、行うべきことをやったが、行うべき時間が違っていたということである。