問12 潜水作業において、潜水作業者が吸入する時点の気体の分圧の制限に関する次の文中の A ~ D に入る数値の組合せとして、高気圧作業安全衛生規則上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
事業者は、潜水作業者が潜水作業に従事している間、潜水作業者が吸入する時点における次に掲げる気体の分圧が、気体の種類ごとに定められた範囲に収まるように、潜水作業者への送気、ボンベからの給気その他の必要な措置を講じなければならない。
1 酸 素 A キロパスカル以上 B キロパスカル以下(ただし、潜水作業者が溺水しないよう必要な措置を講じて浮上を行わせる場合にあっては、 A キロパスカル以上220キロパスカル以下とする。)
2 窒 素 C キロパスカル以下
3 炭酸ガス D キロパスカル以下
A | B | C | D | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(1) | 12 | 100 | 600 | 0.5 | |||
(2) | 12 | 100 | 600 | 1.0 | |||
(3) | 18 | 120 | 600 | 0.5 | |||
(4) | 18 | 160 | 400 | 0.5 | |||
(5) | 18 | 160 | 400 | 0.1 |

※ イメージ図(©photoAC)
このページは、2024年の労働安全衛生コンサルタント試験の「労働衛生関係法令」問題の解説と解答例を示しています。
解説文中の法令の名称等は、適宜、略語を用いています。また、引用している法令は、読みやすくするために漢数字を算用数字に変更する(号番号等を除く)などの修正を行いました。
他の問題の解説をご覧になる場合は、「下表の左欄」、グローバルナビの「安全衛生試験の支援」又は「パンくずリスト」をご利用ください。
柳川に著作権があることにご留意ください。
2024年度(令和6年度) | 問12 | 難易度 | 分圧の制限は過去問にも出題されたことがある。確実に正答しておきたい問題である。 |
---|---|---|---|
ガス分圧の制限 | 2 |
※ 難易度は本サイトが行ったアンケート結果の正答率に基づく。
5:50%未満 4:50%以上60%未満 3:60%以上70%未満 2:70%以上80%未満 1:80%以上
問12 潜水作業において、潜水作業者が吸入する時点の気体の分圧の制限に関する次の文中の A ~ D に入る数値の組合せとして、高気圧作業安全衛生規則上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
事業者は、潜水作業者が潜水作業に従事している間、潜水作業者が吸入する時点における次に掲げる気体の分圧が、気体の種類ごとに定められた範囲に収まるように、潜水作業者への送気、ボンベからの給気その他の必要な措置を講じなければならない。
1 酸 素 A キロパスカル以上 B キロパスカル以下(ただし、潜水作業者が溺水しないよう必要な措置を講じて浮上を行わせる場合にあっては、 A キロパスカル以上 220 キロパスカル以下とする。)
2 窒 素 C キロパスカル以下
3 炭酸ガス D キロパスカル以下
A | B | C | DD | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(1) | 12 | 100 | 600 | 0.5 | |||
(2) | 12 | 100 | 600 | 1.0 | |||
(3) | 18 | 120 | 600 | 0.5 | |||
(4) | 18 | 160 | 400 | 0.5 | |||
(5) | 18 | 160 | 400 | 0.1 |
正答(4)
【解説】
本問は、労働衛生法令の 2019年問4にほぼ同種の問題が出題されている。過去問の内容を理解して、かつ記憶していれば正答できる問題である。この種の問題は、学習時間によって正誤が分かれるため、合否を分ける問題と言えよう。
高圧則第 15 条により(4)が正答となる。
【高気圧作業安全衛生規則】
(ガス分圧の制限)
第15条 事業者は、酸素、窒素又は炭酸ガスによる高圧室内作業者の健康障害を防止するため、当該高圧室内作業者が高圧室内業務に従事している間、作業室及び気こう室における次の各号に掲げる気体の分圧がそれぞれ当該各号に定める分圧の範囲に収まるように、作業室又は気こう室への送気、換気その他の必要な措置を講じなければならない。
一 酸素 18キロパスカル以上160キロパスカル以下(ただし、気こう室において減圧を行う場合にあつては、18キロパスカル以上220キロパスカル以下とする。)
二 窒素 400キロパスカル以下
三 炭酸ガス 0.5キロパスカル以下
2 (略)