項目 | 職業性疾病 | 環境影響(公害) | 消費者災害 | |
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災 害 発 生 機 序 の 特 性 |
責任の所在 | ほぼ明白(一義的には労働者を雇用する事業者に責任がある) | 不明瞭な場合がある(複合的な災害の場合) | 原因が分かれば明白になる。 |
保護されるべき対象者 | 青壮年の男女が中心(妊婦や乳児に授乳している女性等も含まれる) | 妊婦、乳児、幼児、高年齢者など幅広い | 妊婦、乳児、幼児、高年齢者など幅広い | |
対象者への災害防止のための教育・訓練等の容易さ | 比較的容易(教育・訓練を強制できる) | きわめて困難(広報活動は可能だが、見ない者や理解できない者も存在する) | 困難(紙媒体やWEB上でマニュアルを示すことは可能だが読むことを強制できない) | |
対象者の健康管理の容易さ(早期発見の容易さ) | 比較的容易(合理的な理由があれば、健康診断の受診を強制することも可能) | きわめて困難 | きわめて困難 | |
環境中の濃度管理の容易さ | 比較的容易(局所排気装置や密閉化設備などで環境管理が可能なことが多い) | 測定は可能だが、管理することは困難 | 測定、管理とも極めて困難(密閉化等による対応は可能) | |
被害(災害)が発生したときの環境を回復する困難性 | 職場環境の改善については比較的容易 | いったん影響が現れると、環境の回復はきわめて困難 | 商品回収等には一定の困難を伴う | |
対策のあり方 | 3管理が中心(製造・使用を禁止する必要はないことが多い) | 排出規制と使用の制限が中心 | 使用禁止や密閉化等の規制が中心 | |
規制の対象 | 有害性が高く、職業ばく露の恐れのあるもの | 有害性が高く、残留性・蓄積性の高いもの | 有害性が高いもの(揮発性や発散しやすさも考慮) |
注:これはあくまでも筆者の判断である。