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化学物質の自律的な管理
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> 柳川先生 > ありがとうございます。そういう事なのですね。 > > 現状、自社の製品の輸出に関連する化学物質規制には敏感なのに、配下の社員の化学物質に関するリスク対策は「コスト次第」な管理職。 > 更には自分が作業で使用する化学物質(製品)の危険有害性に関心のない現場の皆さん。 > これは難しいです。 > > > 欧米では、監督機関による査察が厳しいということもありますが、それより災害が発生すると日本よりも民事賠償請求訴訟を受けるリスクが高いのです。そのため、化学物質管理に、一定のコストをかけておくことは必要なことだという意識があります。 > > > > その結果、(優秀な)化学物質管理の専門家に対する需要も多く、(営業として成り立つことから)化学物質管理の専門家になろうという優秀な人も多く出ます。 > > > > この2つが、欧米の化学物質の自律的管理を支える基本となっています。 > > > > 残念ながら、日本の少なくない事業者には(とくに安全衛生に関しては)他人の専門知識をカネを出して活用するという発想に欠けていて、他人の専門知識はタダで使えるものという根強い意識があります。 > > さらに、欧米のような「カネを出す以上は、無能な専門家にはカネを出さない」というドライな意識もないため、専門家の側も、「専門知識を身に付けよう」という意識が育ちにくいということがあります。 > > > > こう言っては何ですが、安全衛生には必要なコストはかける必要がある。専門家の専門知識はカネを払って使う、使うからには優秀な人材にカネを出すという意識に、事業者が変わらない限り、日本の自律的管理はうまくいかないでしょう。 > > > > > > > 故 半藤一利氏の講演を聴いたり著書を読んだ事を思いだしました。 > > > > > > 化学物質の自律的管理については、欧米に対して遅れをとっていると > > > よく言われている様ですが、あちらは上手く回っているのだろうか、 > > > と思ってしまっています。 > > > (その前に、同業他社はどうなんだろ、とも思っていますが) > > > > > > > これは、「リスクアセスメント」という抽象的な言葉の持つイメージにもよるのだろうと思います。 > > > > > > > > 以前、厚労省の委託事業で行われたリスクコミュニケーションで、「〇〇の場合に〇〇という保護手袋は有効か」という受講者の質問に対し、檀上のシンポジストが「大丈夫だろうとは思うが、念のためにリスクアセスメントを行って欲しい」と答えたのを聞いたことがあります。 > > > > > > > > さすがに言いはしませんでしたが、「こんな答えなら素人にでもできる」と思いました。リスクアセスメントは万能だから、それをやって欲しいと言っているわけで、質問者が知りたい具体的な回答にはなっていません。 > > > > また、「本気でリスクアセスメントで保護手袋の有効性が分かると思っているのか」と思ったものです。 > > > > > > > > 国が、「事業者はリスクアセスメントを行って労働災害が起きないようにせよ」と言うときには、リスクアセスメントは専門的な知識のある者によって行われる万能なものを意味することがあります。 > > > > すなわち、それを行う時点で明らかになっているその物質に関する危険・有害性をすべて収集して、その意味を正しく理解し、災害が起こり得るときはそれを避けるということを意味しているのでしょう。 > > > > > > > > しかし、そんなことがほとんどの事業場で行うことは不可能なので、「CREATE_SIMPLE でもいいよ」と言っているわけです。 > > > > > > > > そして、政府の言う「CREATE_SIMPLE でもいいよ」が少なくない事業者の間で絶対視されているのではないかと思います。 > > > > > > > > しかし、CREATE_SIMPLE は、有害性の分かっていない物質を有害性のない物質と等価に扱いますし、その一方で職業ばく露限界値などが明らかでない物質については、それをかなり「いいかげんな」方法で推定しています。 > > > > しかも、保護手袋の種類ごとにその有効性などを判断してくれるわけでもありません。 > > > > > > > > 自律的管理という理想を掲げつつ、それが非現実的だと分かっているために、CREATE_SIMPLE を持ち出したわけです。たんなる簡易的なリスクアセスメント手法を持ち出して、それによって理想的な管理が行われるという「無茶苦茶な想定」をした政府の責任は重いと思います。 > > > > > > > > 私には、「インパールを陥落させることで戦争を終わらせる」という「軍事的な理想」を掲げて、現実にはできるわけもない無理な作戦を行った旧日本軍と同じ発想のような気さえします。 > > > > インパール作戦の実施を主張した牟田口は、戦後になって、あの作戦の目的は正しかったと(海外の軍事専門家の意見を引用して)主張したらしいですが・・・。目的が正しくてもできるだけの条件のないことを行った結果があれです。 > > > > > > > > > > > > > 柳川先生 > > > > > ありがとうございます。 > > > > > > > > > > 全くタイトルと関係ないのですが、 > > > > > 最近、他に先駆けて保有化学物質のリスクアセスメントを全て終了したセクションのアセスメント内容が > > > > > 「CREATE_SIMPLEでリスクを下げる事が目的」になってしまっている節がある事に気づき愕然としています。 > > > > > 「ん?まてよ?あの部屋には局排なんてどこにも設置されてないよな」といった感じで。 > > > > > どうして化学物質のリスクアセスメントが必要なのか、伝わっていなかったのかと反省するやら悔しいやら。 > > > > > 転倒や挟まれ、落下といった物理的な安全のリスクアセスメントには真剣なのに・・・。
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