シャックルの使い方

当社では、大型の材料の玉掛にシャックルを用いてます。

私が玉掛の技能講習を受けたとき、シャックルのネジは完全に締め付けてから、半巻だけ戻して完全に締め付けないようにと習いました。
これは、職場の先輩から習ったこととも同じです。

ところが、最近、技能講習を受けた若い後輩が、シャクルは巻き戻さずに完全に締め付けるようにと習ったとのことで、巻き戻すのは危ないと言っています。
そこで、技能講習を受けた若い連中に聞いてみると、どうも技能講習を行っている学校によって、言うことがバラバラなようなのです。

どちらが正しいのでしょうか?

それにしても、技能講習を行っている学校によって、言うことが異なるなんてことがあるものなのでしょうか?

user.png 玉掛の星 time.png 2024/12/13(Fri) 03:32 No.260
Re: シャックルの使い方
シャックルのネジは完全に締め付けてから、半巻だけ戻すというのは、昔はよくいわれたことです。
技能講習でもそのように教えていた(現在も一部の登録教習機関ではそのように教えている)ことも事実です。

しかし、現在は、シャックルが戻らなくなる(作業性の問題)ことよりも、外れてしまう(安全上の問題)ことの方を重視し、シャックルは巻き戻さないとする考え方が主流になっているようです。

なお、シャックルのすべてのメーカーが、シャックルは巻き戻さないことが正しい用い方であるとしています。
私は、個人的には、巻き戻すべきではないと考えていますが、巻き戻すべきだと考えている方もおられるようです。

ただ、これは、オフィシャルな考え方があるわけではなく、どちらが良いかは、各事業場で考えるべきことでしょう。

技能講習で、登録教習機関によって教える内容が異なるとのことですが、登録教習機関は、一定の基準を満たせば登録することは可能です。
教える内容について、基準があるわけではありません。また、技能講習用のテキストも、学校の教科書のような検定制度があるわけではありません。

それぞれの機関が、それぞれの安全に関する考えを教えることが前提となっていますので、教える内容が異なることはあり得ます。

技能講習の実施機関の登録制度は、それが前提となっています。
user_com.png 柳川行雄 time.png 2024/12/14(Sat) 00:09 No.261
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