件名: Re^3: ご挨拶、嗅覚と許容濃度の
記事No 8
投稿日 : 2016/06/14(Tue) 05:54:41
投稿者 柳川 行雄
参照先
いろいろな工夫をされていますね。
疑似発散源を作って作業環境測定を行うというのは、御社のオリジナルの手法だと思いますが、疑似発散源の内容をどのように決定されるのか、またその近傍でB測定を行っておられるのか、興味のわくところです。
特定汚臭物質は、一般に嗅覚閾値よりも職業暴露限界値の方が大きいと思いますが、においを感じたときに使用していた物質で、職業暴露限界値より嗅覚閾値の方が大きい物質がなかったかには関心のあるところです。

ところで、中災防方式は、日常の繰り返し作業を想定していますし、単純な手法なので安全率を高くとっていますから、過剰な反応がでることを想定している手法です。むしろ、中災防方式で簡易にリスクアセスメント手法をしてみて、リスクが高いという結論が出た場合は、実際に測定をし、濃度が低ければそれでよしとするという使い方が一般的だとは思うのですが・・・

BIGDr.はECETOCのTRAそのものですが、これも実際に作業環境測定を行うよりは精度は低いと思います。つまり、作業環境測定を行って問題はなかったにもかかわらずBIGDR.を使用するということはあまりしないのではないかと思います。

もし、作業はすべてクリーンベンチかドラフトチャンバの中で行っておられるというのであれば、あまり気中濃度に拘られる必要はないのではないでしょうか。労働安全衛生法でも、法令に準じた対応を採っている場合はリスクは低いと判断してよいとされています。

むしろ排気装置を不注意で使用せずに作業を行ってしまうなどの研究者の不注意による想定外のケースや、保護手袋の種類や使用期間の問題による経皮ばく露などの可能性について検討する方が理に適っているような気はします。

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